例えば、データ解析駆け込み寺みたいな。
例えばですね、データ解析駆け込み寺みたいなのを作るわけですね。
wakalang居酒屋とかいっちゃって。
世の中には、もくもく会とかプログラミングカフェとかコワーキングスペースとかありますが、そんな小綺麗なモノじゃないんですね。こう、日々のデータ解析の洪水に身も心も疲れたアナリストが、薄暗い路地の片隅でアカリを灯しているガラス扉をガラガラと開けるわけですね。
「へい、らっしゃい。まいどあり、」
「マスター、今日はいいの入ってます?」
とか言っちゃって。
「お兄さんにぴったりの、データ整形のお客さんが来てるよ。」
「おお、どれどれ」
とか言っちゃって。
んで、テーブルに置いたパソコンに覆いかぶさるように俯いていた学生さんがそれを聞いて、わっと顔を上げてこっちを見るわけですね。
「あのぉぉ、このぉ、データーのぉ、NAを上手く除いてぇ、それでグラフにするためにぃ、いい感じに整えたいんですけどぉ、で、できれば回帰分析なんかもちょこちょこっとぉ、」
とか言われちゃうわけですね。
「はは、よぉし、(腕まくりをする)マスター生1丁ね!」
もうね、アナリストの顔はイキイキと輝いていると思うんですよ。
勉強会ではLTでもやっぱりオチまで付いていないと気が引けますよね。もくもく会などは作業することが目的で、運が良ければアドバイスももらえる、みたいな感じがします。
トークではなく、勉強会でもなく、もくもくでもなく、まぁどちらかというと( ‘༥’ )ŧ‹“ŧ‹“というか。未解決な課題を持ち込みながらその場でアーダコーダワイワイするというのは良いなあ。時々、今抱えている問題のLT大会とかしちゃうわけですね。基礎講座みたいなのをやっちゃう時もあるわけですね。ハッカソンやハンズオンもいいですね。
「モモのところに行ってごらん」というわけです。
オソトで喋れない社内データの解析とかを相談するカギ部屋は別料金。 贔屓のメンターを指定したい場合はそれも別料金。
一般客は入場料500円。酒飯は別料金。予約不要。みたいな。 Wifi、プロジェクター、電源、トイレ完備。
発表のトレーニングの機会はゼミだったり、学会だったり、勉強会だったり色々あるんですけどね。質問のしかた、こたえかた。実践的解決と教育的誘導の違い。こういうコミュニケーションや、その楽しさを気軽に学べる機会というのは意外と少ないのかもしれないと思います。
解析界隈のメンツが暇な時にトグロを巻いてダラダラしてて、問題を抱えたヒトが来て、なんか有機的に広がる機会になるキッカケというか。
チョットワカル人材がどれだけ安定して集まれるか、が成功の秘訣でしょうか。
客が来なきゃ、単なるもくもく会か飲み会にしちゃえばいいんですよ。
最初は公的助成金とかを獲って元手にして、スタッフ側が充実してきたら適当な法人格にしちゃって、すこし資金が溜まったら独立スペースを借りちゃって事務周りの専任スタッフを雇えるぐらいにしちゃう。
もうそしたら全国津々浦々に支部を作って、全部オンラインでつないで、そう、slack上でやりとりできるようにすればいいのです。(あれ?)
あ、つーか、学内ベンチャーとかで立ち上げればいんじゃねーか。
僕はカウンターの奥でビール注いで料理作って、時々口を出したり、揉め事(そこはベイズ!!? いやいや仮説検定で!!!みたいなの)をナダメる役。
ははは
2019年10月3日